ウェビナー概要

2021年11月10日開催(イベントページはこちら

気候危機が深刻になる中で、化石燃料に依存した社会から、自然エネルギー100%の社会への移行が急務となっています。その一方で、自然エネルギーの開発による地域負担が課題となっており、地域との共生の在り方が問われています。これから、さらに自然エネルギーを増やしていくためには、どのような視点の下で、普及が進められるべきなのでしょうか?

本ウェビナーは、自然エネルギーの持続可能な普及を目指して、その在り方を学ぶための連続ウェビナーの第3弾です。テーマはバイオマス発電です。

大規模バイオマス発電は、燃料の輸入や現地での森林伐採など環境・社会影響が大きいものです。「バイオマス発電はカーボン・ニュートラル」というのは誤りで、温室効果ガスのライフサイクルにわたる排出評価で、石炭火力よりも排出が多くなる場合もあります。気候危機への対応の観点からも、大規模バイオマス発電は見直す必要があります。地域に根差した熱利用を中心とした、今後のバイオマス利用のあり方をさぐります。

<プログラム>

総合司会:(環境エネルギー政策研究所 松原弘直)

1: 開会挨拶(5分)

2: 大規模バイオマス発電の現状と課題(20分)

国際環境NGO FoE Japan事務局長:満田夏花
発表資料(PDF)

3: バイオマスは熱利用が原則ー今後のバイオマス利用政策のあり方(25分)

バイオマス産業社会ネットワーク代表理事:泊みゆき
発表資料(PDF)

4: 地域に根差したバイオマス利用の実践事例(15分)

西粟倉村役場産業観光課課長補佐:白籏佳三
発表資料(PDF)

5: Q&A (25分程度)