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日本での自然エネルギー100%プラットフォーム(以下、プラットフォーム)の立ち上げから約1年半が経ち、この間にも自然エネルギーへの関心は高まる一方です。持続可能な社会を築くためには、こうした機運の高まりを可視化して、より多くの主体が行動の選択肢を理解し、自然エネルギー100%に向けたうねりをつくっていくことが重要です。

今回はプラットフォームに対してこれまでに寄せられたご質問とその回答をまとめました。「100%宣言したい!でもどうすれば…?」「個人でできることは?」などの疑問にお答えします。

Q. 自然エネルギー100%プラットフォームとは?

世界レベルで自然エネルギー100%に向けた機運を高めることを目的として、世界未来協議会、世界風力エネルギー協会、環境エネルギー政策研究所などのイニシアティブのもと、2014年に「世界自然エネルギー100%キャンペーン(Global 100% Renewable Energy Campaign, go100re.net)」が発足しました。このキャンペーンは3年にわたって自然エネルギー100%にかかわる議論を喚起し、成功をおさめ、それが発展するかたちで2017年、ドイツのボンに「世界自然エネルギー100%プラットフォーム」が設立されました。

日本では、世界自然エネルギー100%プラットフォームと連携のもと、気候変動問題に取り組む国内のネットワークであるClimate Action Network(CAN-Japan)が運営を担うかたちで2017年に日本版のプラットフォームが発足しました。同年9月にウェブサイトを立ち上げ、イベント開催や情報発信などの活動をおこなっています。

プラットフォーム以外にも、自然エネルギー100%社会の実現を目指して取り組む世界的なイニシアティブがあります。代表的なものとして、The Climate Groupが主導し、主にグローバル企業を対象とする「RE100」があります。こちらは、日本ではJapan-CLP(日本気候リーダーズ・パートナーシップ)が窓口を務めています。

Q. 100%宣言したい!でもどうすれば…?

すでに自然エネルギー100%に向けた計画をもっている企業・団体等は、ぜひこちらのページからお申し込みください。費用は無料で、法人格や事業規模は問わず、個人事業主の方や市民団体、教育機関などからのお申し込みも大歓迎です。受付後に審査を行い、申し込みから1〜2週間で100%宣言マップに掲載されます。審査では100%の達成方法や進捗把握の適正性などを確認し、必要に応じて詳細をお伺いします。また、すでに達成済みである場合も申請可能です。登録後には1年に1回程度、進捗の報告をお願いしています。

「自社の計画で申請できるかわからない」「自然エネルギー100%の計画を作りたいが具体的にどうすれば良いか悩んでいる」など、疑問や質問にもお答えしますのでお気軽にお知らせください。

宣言団体には自然エネルギー100%のロゴをご利用いただくことができます。ウェブサイトや名刺等でぜひご活用下さい。

Q. 100%宣言はまだむずかしい、でも趣旨には賛同する場合は?

プラットフォームでは、個人からの100%宣言や賛同はお受けしていませんが、ご関心のある方はぜひプラットフォームを国内に広めていくことに力を貸してください。プラットフォームでは各種SNSで情報を発信しています。一人でも多くの方に自然エネルギー100%のビジョンを伝え、行動を起こすため、ぜひご協力下さい。

そんな時にはぜひ賛同団体にお申し込みください。賛同団体は「賛同団体一覧」に掲載され、自然エネルギー100%のロゴをご利用いただくことができますので、どんどんアピールしてください。

Q. 個人でできることは?

プラットフォームでは、個人からの100%宣言や賛同はお受けしていませんが、ご関心のある方はぜひプラットフォームを国内に広めていくことに力を貸してください。プラットフォームでは各種SNSで情報を発信しています。一人でも多くの方に自然エネルギー100%のビジョンを伝え、行動を起こすため、情報の拡散にぜひご協力下さい。