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 12月2日、自然エネルギー100%プラットフォームは、「電力市場価格高騰と自治体・地域新電力」と称したセミナーをオンラインで開催しました。
▶イベントページ:https://go100re.jp/3277

本イベントページ上に、当日の資料および動画を掲載しております。

ウェビナー開催報告

 本ウェビナーでは、脱炭素を地域で推進するにあたり注目されている自治体・地域新電力について、電力市場の価格高騰による影響や今後の課題と見通しについて講師の皆さんからお話頂きました。

パワーシフト・キャンペーンの市場価格高騰の地域新電力への影響調査

 パワーシフト・キャンペーンの吉田明子さんからは、市場の価格高騰とそれが自治体・地域新電力にどのように影響を及ぼしているのか概要を示して頂きました。さらに、全国の自治体・地域新電力に対して行ったアンケート調査から見えてきたことと提言を発表頂きました。

※パワーシフト・キャンペーンの調査の詳細については、以下もぜひご確認ください。

「自治体・地域新電力の可能性と市場価格高騰―2022調査報告書」

 朝日新聞社の石井徹さんからは、今回の調査と過去の新聞記事を通し、地域の新電力がどのように変化してきているかをお示しいただきました。再エネへのバッシング増加や市場価格高騰により難局にあるものの、脱炭素の担い手としての地域新電力への期待が高いこと、今後は市場の公平性や透明性が重要になることをコメント頂きました。

自治体・地域新電力の事例報告

 続いて、球磨村森電力の高橋充さんから、事例を紹介いただきました。熊本県球磨郡球磨村は、2020年7月の豪雨災害の被災地でもあります。球磨村は脱炭素先行地域に選定されており、村内の再エネ整備や電力供給を全面的に担っています。取り組みとして、太陽光発電の無償設置サービスであるPPAや太陽光発電の電力買取や開発について報告頂きました。

 陸前高田しみんエネルギーの小出浩平さんからは、サスティナブル・コミュニティの構想や東日本大震災で被災した岩手県陸前高田でどのようにコミュニティづくりをしているかを紹介頂き、その中での陸前高田しみんエネルギーの役割と課題、将来実現したいことを報告頂きました。

 厳しい中でも希望を持って尽力されている新電力のお話を聞き、励まされたとアンケートに回答くださった参加者の方も多くいらっしゃいました。

 当日の動画はCAN JapanのYoutubeチャンネルで公開しております。

 当日ご参加されなかった方・ウェビナーを見直したい方も、以下のリンクからぜひご覧ください。動画の概要欄から、テーマごとの発表時間に飛ぶことも可能です。

▶当日の動画:https://youtu.be/vAqin2R1kuA

過去のウェビナーの動画・関連するレポートなどはこちら

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