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さらなる普及に至るか 地熱発電をとりまく制度変更と課題

By ニュース
日本の地熱開発状況と課題:

脱炭素社会の実現に向けて、昨年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画。2030年46%削減の目標達成に向けて、残すところあと10年を切るなかで、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の普及拡大に向けた動きが加速している。主力となる太陽光や風力、とくにコーポレートPPAを活用した太陽光や洋上風力の導入拡大に注目が集まるなか、今後の普及拡大に俄かに期待が集まりつつあるのが、地熱発電である。

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“脱炭素地域に向けた自然エネルギーの進め方”~自然エネルギーの持続可能性を考える連続ウェビナー(総集編)~(3/3)

By イベント
本ウェビナーは昨年3回に渡って開催した、自然エネルギーの持続可能な普及を目指して、その在り方を学ぶための連続ウェビナーの総集編です。3回のウェビナーで紹介した知見を振り返りつつ、その中で共通の課題として挙げられた、土地利用の在り方についての議論を整理して今後の取り組みの方向性についてお話をします。
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自然エネルギー100%を目指すデンマークの知見~電力システムの柔軟性の発展

By ニュース
デンマークでは、2030年までには年間電力消費量に対して自然エネルギー100%を目指すことが目標になっており、さらに2050年までの長期目標として脱化石燃料や全エネルギー消費に対して自然エネルギー100%を目指している。デンマークの電力システムにおいては、2020年の段階ですでに風力を中心としたVRE(変動性自然エネルギー)の割合が50%を超えており、VREの割合が比較的高い欧州各国の中でも最も高いレベルとなっている。この経験を活かすことが欧州各国、ひいては世界各国での自然エネルギー導入に対してとても有効な取り組みになっている。

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1.5度未満を実現する世界の自然エネルギー100%シナリオ

By シナリオ, ニュース
世界の平均気温の上昇を1.5度未満に抑えるための温室効果ガス排出量の削減が、2020年からスタートした気候変動に対応する国際的な枠組みであるパリ協定の重要な目標となっています。この目標達成に向けて世界各国は、NDC(国が決定する貢献)とパリ協定に基づく長期戦略をすでに国連に提出していましたが、この11月にイギリスで開催されたCOP26に向けて各国で見直しが行われました。2050年までのカーボンニュートラルはもちろん、特に2030年の削減目標については、EUが55%以上の削減、米国が50-52%削減とするなど、多くの国で従来の目標を引き上げています。最大排出国である中国も、2030年までに排出のピークを達成し、2060年までにカーボンニュートラルを達成するよう努力するとしました。日本は、10月下旬に閣議決定された第6次エネルギー基本計画[1]と地球温暖化対策計画[2]に基づく、NDCおよび長期戦略を提出しており、2050年カーボンニュートラルを前提に、2030年46%削減(2013年比)さらに50%の高みに向けて挑戦するとしています。

[1] 第6次エネルギー基本計画(2021年10月22日閣議決定)
[2] 地球温暖化対策計画(2021年10月22日閣議決定) 

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東京都の再生可能エネルギー100%シナリオ~グリーン・リカバリーによる脱炭素化ロードマップ

By シナリオ, 自治体
世界全体の人口78億人のうち44億人ともいわれる55%以上が都市圏に住んでいます。都市は世界全体のエネルギーの約3分の2を消費し、2018年のCO2排出量は世界全体の75%に達しており、それらの割合は都市化により増加し続けています。この観点からも、都市は世界の気候変動問題に対して極めて重要な役割を果たす必要があります。電力・熱・交通の各分野の再生可能エネルギー100%目標を持つ都市が増えており、617の都市が自然エネルギー100%の目標を持っています[1]。すでに34カ国で約1,940の自治体が「気候非常事態宣言」を発しており、日本国内でも東京都を含めて72の自治体が宣言しています(2021年5月現在)。

[1]REN21「自然エネルギー都市世界白書 2021」https://www.ren21.net/reports/cities-global-status-report/
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”輸入型バイオマスは環境負荷大 持続可能なバイオマス利用のあり方とは”~自然エネルギーの持続可能性を考える連続ウェビナー(第3弾)~

By イベント

本ウェビナーは、自然エネルギーの持続可能な普及を目指して、その在り方を学ぶための連続ウェビナーの第3弾です。テーマはバイオマス発電です。大規模バイオマス発電は、燃料の輸入や現地での森林伐採など環境・社会影響が大きいものです。「バイオマス発電はカーボン・ニュートラル」というのは誤りで、温室効果ガスのライフサイクルにわたる排出評価で、石炭火力よりも排出が多くなる場合もあります。気候危機への対応の観点からも、大規模バイオマス発電は見直す必要があります。地域に根差した熱利用を中心とした、今後のバイオマス利用のあり方をさぐります。

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